寝事屋ねぼ助の仕事

"手づくり"だからできる眠ることが楽しみになるふとんをつくりたい

これは、寝事屋ねぼ助がふとんづくりで常に心がけていることです。
使う人が眠りたいと思えるようなふとんを仕立て、使ってもらうことで
健康的な生活のリズムをつくるお手伝いができることは
寝る事に関わる仕事をする上で最大の喜びです。
ねぼ助では、手づくりで仕立てることで
使う人一人ひとりに寄り添い体をいたわるようなふとんを提案しています。

使う人の体質や環境に合わせる

使う人の体質や環境に合わせる

どんな状況で寝ているのか(ベッドなのか、マットレスを敷くのかなど)。腰痛や肩こりなどの体の調子。布団を片づけたり、干したりする頻度など。つくる前に使う人それぞれに体質や生活のスタイルをお伺いして、その人に最適なふとんを提案しています。

例えば、

・腰痛のある方は腰の部分を特に厚めに。
・体格のいい方は体を支えられるように綿を厚めに。
・女性からの要望が多い、足下を少し高く。
・女性やお年寄りには持ち運びしやすいよう軽めに。
他にもお気軽にリクエストしてください。

使えば分かる、ふとんの善し悪し

職人の腕が最も表れるのが、ふとんの「角」です。角までしっかり綿が入っているのといないのとでは、布団の見栄えが大きく違ってきます。 見た目だけでなく、こうした細かいところまでしっかりと仕上げる技術があるからこそ、さまざまなご希望に対応ができ、あなただけの最適なふとんをつくることができます。

 

寝事屋ねぼ助は、国家資格「一級寝具技能士」を取得。
全国の技能士が集う「技能グランプリ」寝具部門で優勝の実績があります。

快適に使うためのサポート

快適に使うためのサポート

木綿は、適度な保温力と優れた吸湿性があり、天然繊維で体にも優しいため、とても寝具に適した素材です。この素材の良さを最大限に感じて使い続けてもらうためには、多少の知識と手間が必要です。こうした手間も含めて、木綿ふとんの良さとして理解していただければ何よりの幸せです。


ふとんの上下

ねぼ助のふとんは、頭や腰の部分には厚めに綿をつめるなど、使う人の体型に合わせてつくっています。また、使っていくうちにその人の体になじんでいくので、その形を維持する意味でも、上下左右や表裏など、なるべく普段使っている向きで使うのが理想的です。
フサが出ている面がきれいに見えるので、表面の目印にするとわかりやすいです。

ふとんの干し方

木綿ふとんは汗をよく吸収します。週に一度、天日に干して水分を蒸発させることで、空気を含んだふかふかな手触りと、あたたかさを感じることができます。

干す時間の目安

湿気の溜まる下になっている面を3時間。
その後ふとんを返し2時間。

ふとんを叩くと中の綿が痛んでしまいます。ホコリやダニが気になる時は掃除機などをお使いください。

ふとんの作り方

ふとんの作り方

つくるふとんに合わせてインド綿、メキシコ綿、ペールー綿に、少々のポリエステル綿をブレンドします。。

綿をシートにします。機械に通す前に、綿が程よく混ざるように均等に並べていきます。

鋭い刃やローラーで綿を細かく粉砕し、繊維状にしていきます。

シート状に整えられた綿を巻きつけてまとめます。これがふとんの材料となります。

綿とふとんの生地がくっつかないように、生地の上に真綿を引きます。

生地の上にシート状になった綿を丁寧に重ねていきます。

人が乗る真ん中部分が厚くなるようにさらに綿を重ねていきます。体型やご希望に応じて部分的に厚くする等の調整をします。

角を切り取り形を整えていきます。

縦・横それぞれの外側を内に向かって綿を折り込んでいきます。

ふとんの角をつくります。しっかりと綿の芯ができ、ピンと張った角に仕上げます。

かまぼこ状になるように、さらに綿を重ね、最後に綿100%の綿を重ねます。

仕上げに真綿を引きます。

生地を返して綿を中に入れます。

角まで綿がしっかりと入るように詰めていきます。

生地の口開きを閉じていきます。

生地と中の綿がずれないように糸で綴じていきます。

ふっくらとふくらんだふとんの完成です。